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学会のご紹介





コンペティティブ・インテリジェンスとは、事業の競争環境を探知する理論と一連の手法であり、競争社会の動向をはじめ、マーケティング、研究開発、投資戦略、短・長期的なビジネス戦略、さらにセキュリティ、組織の危機管理に至るまでの諸課題・問題について、広く一般の経営者や事業を志す人などが、優れた価値ある情報(インテリジェンス)に基づいた意思決定と行動を可能にするものです。

・米国・ピッツバーグ大学・ビジネススクール、 ジョン プレスコット教授は、「意思決定のスピードと質を高めるために活用され、競争力ある行動に生かされる予測力をつける情報」と定義しています。

・アーリーワーニングの著者として知られている、米国・元ラトガー大学教授のベン ギラッド氏は、「意思決定の目的にもとづき加工、分析、解釈、理解された情報」と定義しています。





21世紀のビジネス社会は、グローバル化、メガコンペティション化、IT化など急速な進展により企業間の競争は一段と鮮烈なものになっております。

こうした疾風怒涛の競争の中を優位な状況で勝ち抜き、また新たな事業の展開を図っていくためには、よりダイナミックな経営手法と、積極果敢な戦略に基づく迅速適切な意志決定、経営判断が求められていることは申し上げるまでもありません。意志決定の基盤をなすものは、まさに意志決定を左右する「有益な情報」、すなわちインテリジェンスです。

情報化時代といわれて久しい今日、単なる「情報」(インフォメーション)は、私達の周囲に氾濫しています。しかし、適切な意志決定を下すために最も重要なインテリジェンスは、砂漠の中の水のように希少であるとも言われております。

1970年代の欧米諸国においては、ビジネス・インテリジェンスの研究と企業における実践が急速に発達してきました。特に、企業間あるいは国際間での競争優位に立つことを目的とするCI(Competitive Intelligence)コンペティティブ・インテリジェンス(競合情報)に係わる専門的な研究と企業での実践に役立つ知識・技能の啓蒙・普及にはめざましいものがあります。

「日本コンペティティブ・インテリジェンス学会」は、米国SCIP(Society of Competitive

Intelligence Professionals)などとの連携の下に、かねてからCI研究の拠点確保、CI活動の普及および推進が我が国においても不可欠であるとの認識に立脚し、2008年2月に特定非営利法人(NPO)として設立されました。
今日、日本経済は厳しい国際競争環境に直面しており、国際社会の競争力を高め、新たな戦略を構築するためにCIを広く社会に啓蒙・普及することは、緊急の課題であると認識しております。







1986年にSCIP(Society of Competitive Intelligence Professionals:競合情報専門家協会)が、米国・バージニア州アレキサンドリアに設立されました。SCIPは、最高の倫理基準の下に、競争上の勝利に向かって社会の水先案内をするCI専門家を養成し、その知識・技能の向上をはかるとともに、その必要性を広く社会に啓蒙・普及するための活動を行う非営利団体です。

我が国におけるCI活動は、2001年4月に前田健治元警視総監がSCIP Japanを設立し意欲的な活動をしてまいりましたが、2006年にSCIPの日本支部としての活動が困難となりました。その後、CI研究とその成果を普及するための拠点が必要であるとの社会的要請を受け、2008年2月に新たに「日本コンペティティブ・インテリジェンス学会」として認証を得ることとなりました。